たまには書いたりせんといけんよね!

西本泰輔の後ろ向きでも前に進もうとするブログ

マイズナーテクニックWS

先日九日間のマイズナーワークショップを受講した。

これまでも何度となくマイズナーテクニックのワークショップは受けているのだが、今回初めて相手役と交流する感覚と、目的を持って本気で相手役に働きかけると勝手に感情が湧いてくる感覚を体感できた。

遅すぎて恥ずかしくなるが、とても良い体験ができた。

こうなるともっともっとシーンスタディをして慣れて行って、次は湧き上がった感情にしがみつかないで、今に集中してどんどん進めていける練習がしたい。

これは一人ではできないのがもどかしい。

もっと演技上手くなりたい。

NTL観た

2021年も、もう20日以上過ぎた。

コロナ対策にも疲れてきました。

気が付けばすでに1年以上舞台に立っていない。焦る。

そんな中、先日NTL「ハンサード」を観て来た。

これ、今までに観たNTLの中で5本の指に入る傑作。(おそらく15本位は観ている)

私は好きです。

長年連れ添った政治家の男とその妻の二人芝居約90分。素晴らしい!

凄まじい過去を共有しながらも夫婦でいる。

偉大な愛を感じました。偉大な俳優の力を目の当たりにしました。

前説も親切でとっても良かったです。もう一回観てもいいですな。

 

練習しよっと。

2020

2020年。

コロナのせいもあり俳優としての仕事を一本もしていない。

確かに多くの公演が延期や中止になり、行うとしてもリモート公演という状況。

しかし、だからこそ俳優としての価値が問われる。

当たり前だが公演数が少ないからこそ、出演者を少なくしなければならないからこそオファーする俳優は限られる。

自分に声がかからないという事はそういう事だと受け入れなければならない。

なかなかにしんどい。

そこで、どうするか。

できることは練習すること。モノローグ、体力作り、本を読んで読解力を高める。

ワークショップ等もかなり減っているので、今は一人でできることをやろう。

51歳

今日で51歳になった。特にめでたい訳ではない。

そんなことより志村けんさんが亡くなった。こちらの方が、よほどショッキングな事件だ。

まさに子供(小学生)のころからテレビで観ていたスターの死。51歳にもなると他にもそんな人達の死を経験しているはずなのだが、今回の志村さんのニュースはひと際ショックを受けた。

自分でも不思議なくらいだった。改めて子供のころから観ていた志村さんの芸や笑いというものが自分の中に染み込んでいたんだなぁと実感する。

本当に物凄いスターでした。天国でゆっくり休んでください。

 

そして私は51歳。あと何年元気でいられるか。限られた時間を精一杯生きていきたい。

世の中はコロナウイルスで自粛ムード。まわりの演劇友達は公演中止や延期で本当に大変そうである。幸か不幸か私には演劇の予定はなし。

いろんな意味で精一杯頑張らねば。

2019年を振り返る。

今日で2019年が終わる。

今年は舞台出演が二本の他にワークショップに数回参加した。

芝居は肋骨蜜柑同好会「ダブルダブルチョコレートパイ ミルク編」日本のラジオ「ナイゲン 暴力団版」の二本。

観に来てくれた友人にも言われたが二本共似たキャラクターを演じた感がある。

まぁ、どちらも評判は悪くなっかたので良しとしよう。

しかし何と言っても私にとって今年の重大事件は大変仲の良かった友達が亡くなった事だ。

友達というより数少ない貴重な私の味方であった。

作家でもあり演出家でもあった彼女の作品に5本出演させてもらった。

私の中で最も多く一緒に作品を創った演出家だ。

その過程で彼女は常に俳優として私のことを尊重してくれた。

どうすれば私の演技がより向上するか、どうすれば私が素敵に舞台に立てるか、そんなことを私以上に考えてくれた。

人間として私の至らない点も臆せず指摘してくれた。そのせいで何度か喧嘩もした。

本当に感謝という言葉では足りない。大切な大切な人を失った。

ほとんど恩返しできなかった。

せめてこれからも少しでも彼女の分まで演劇をやり、そして長生きをしようと思う。

今までこんな気持ちになったことはなかった。

ありがとう。